【8月16日 AFP】中国衛生省は15日、女の乳幼児の乳房が早期に発達する症例が相次いでいた問題で、ホルモン異常の原因と指摘されていた粉ミルクとの因果関係は認められなかったと発表した。

 事件は、湖北(Hubei)省で女の乳幼児で乳房が膨らむ症状が相次いだもの。両親や医師らは、米ナスダック(Nasdaq)にも上場している乳製品メーカー「聖元(Synutra)」の粉ミルクに含まれたホルモンが原因ではないかと主張していた。

 だが、衛生省の発表によると、疾病対策当局が症例のあった女児3人が飲んでいた「聖元」の粉ミルクに加え、市場に出回っている同社製品42種、他社乳製品31種を検査したところ、ホルモンレベルは安全基準値の範囲内だった。(c)AFP

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