【8月14日 Relaxnews】アルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で14~28日の日程で開催される「タンゴ・ブエノスアイレス・フェスティバル&ワールドカップ(Tango Buenos Aires Festival & World Cup)」は、タンゴにまつわる2つの大型イベントが合体した祭典だ。「フェスティバル」ではタンゴのショーやレッスン、サイン会や映画の上映会などが9日間の日程で行われる。一方の「ムンディアル・デ・タンゴ(Mundial de Tango)」は世界のトップダンサーたちが王者の座を競う大会となっており、「タンゴダンス・ワールドカップ(Tango Dance World Cup)」とも呼ばれる。

 開催期間中、ブエノスアイレス市内では1万人以上のタンゴ愛好家が路上で一斉にタンゴを踊るイベントなど、200もの無料ショーやイベントが開かれる。またタンゴ初心者から上級者までを対象としたさまざまなレッスンも開講される。フェスティバルのフィナーレを飾るのはタンゴダンス・ワールドカップの決勝で、8000人の観客の前で披露される。

 このフェスティバルは、アルゼンチンに外国からの観光客を呼び込む催しの1つに成長した。ブエノスアイレス市観光局によれば2011年の期間中にはおよそ40万人が集まったが、うち86%は外国からの観光客で欧州、北米、近隣の南米諸国からが多かった。また外国人観光客の中で最も人気だったのはタンゴショー(33.9%)で、次いでミロンガ(23.7%)、そしてタンゴレッスン受講(22%)だった。(c)Relaxnews/AFPBB News