【5月17日 AFP】ウクライナ当局は16日、北東部ハルキウ(Kharkiv)州に国境を越えて再侵攻してきたロシア軍が、国境近くの町ボウチャンスク(Vovchansk)で民間人数十人を捕らえて「人間の盾」として利用していると非難した。

 ハルキウ州警察の捜査責任者はテレビで、「35~40人」がロシアに拘束され、尋問を受けていると語った。

 さらに「ロシアは彼らを前線司令部の近くの1か所に集め、実際に人間の盾として利用している」と主張。

「人質の中に子どもがいるかについては情報がない。町には主に自宅を離れたくない高齢者が残っていた」と続けた。

 AFPは捜査責任者の主張について、独自に検証できていない。

 ロシア軍が先週、国境を越えて地上侵攻を開始したのを受け、ウクライナは今週、約9000人を避難させた。(c)AFP