【2月8日 AFP】ドイツ・ベルリン(Berlin)の美術館で開催されたトナカイやカナリア、ネズミ、マジックマッシュルームにヒンズー教神秘主義を少し加えた展示会「Soma(ソーマ)」の来場者が、3か月の期間中に10万人近くに上った。主催者が7日明らかにした。

 ベルリンの国立現代美術館「ハンブルガー・バーンホフ(Hamburger Bahnhof)」で開催された「ソーマ」展は6日に終了した。ベルギー出身のアーティスト、カールステン・フラー(Carsten Hoeller)氏による展示会で、同美術館によると、展示は大人気だった。

 ソーマは紀元前2千年紀にインド北部の遊牧民の間に知られていた神秘的な飲みもの。幸福を授け、無敵になり、神に会うことさえできるとされている。フラー氏は、現代の研究を参考に、幻覚作用のあるベニテングタケを食べたトナカイの尿を用いてソーマを復元した。

 キュレーターのドロシー・ブリル(Dorothee Brill)氏は、AFPに対し「この展示から得られることは、フラーにとって非常に重要な、非常に個人的なことがら」と語る。「展示に入ると、巨大で壮大だなあと思うでしょう。けれどフラーが表現したいことは非常に個人的で親密なことがらだ」という。

 究極の体験をしたい人は1000ユーロ(約11万円)を支払って美術館に宿泊し、高所のベッドから展示を見下ろし、臭いをかぎ、音を聞き、味を確かめることもできた。(c)AFP