【10月4日 AFP】台湾の北台湾科学技術学院(Technology and Science Institute of Northern Taiwan)のチームが、手の簡単なジェスチャーだけで解錠できる「見えない鍵」を発明した。

 3日に成果を発表した研究主任の蔡耀斌(Tsai Yao-pin)氏は、「将来的には、鍵をなくしたり忘れたりといった心配が無用になります」と話した。

 技術の核となるのが、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」のコンソールで使用されているような、動作を3次元で認識するチップだ。この技術を用いれば、センサーにあらかじめ設定しておいたジェスチャーを繰り返すだけでドアの鍵を開けることができる。

 蔡氏は、この「見えない鍵」で、2日まで開催されていた「台北国際発明展及びテクノマート見本市(Taipei International Invention Show and Technomart)」の金メダルを獲得した。

 同氏によれば、興味を示している企業が複数社あり、半年後には商用化できそうだという。(c)AFP