【3月17日 AFP】韓国天文研究院(Korea Astronomy and Space Science InstituteKASSI)は17日、東北地方太平洋沖地震によって、日本列島と朝鮮半島の地理的な距離が2メートル以上広がったと発表した。

 同院によると、今回の地震で日本が東に約2.4メートルずれた一方、韓国南西部の木浦(Mokpo)は東に1.21センチ移動した。また、韓国が領有権を主張している竹島(韓国名:独島)は、5センチ移動した東に動いたという。

 同院では、この移動が一時的なものか、それとも永続的なものか詳しい観測を続けているが、人間が実感できるほどの動きではないので心配しないようにと述べている。 

 米航空宇宙局(NASA)は、今回の地震では地球が1回自転するのにかかる時間が100万分の1秒ほど短くなり、地軸が6.5インチ(約16.5センチ)ずれたと指摘している。(c)AFP

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