【5月17日 AFP】米グーグル(Google)は16日、取材活動中に命を落としたジャーナリストに敬意を表し追悼するチャンネルを動画投稿サイト、ユーチューブ(YouTube)上に立ち上げると同時に、オンライン・ニュースページを強化する方針を発表した。

 グーグルでは米ワシントンD.C.(Washington D.C.)にある報道博物館「ニュージアム(Newseum)」と提携し、取材中に亡くなった世界中のジャーナリストの人生や業績に捧げるチャンネル「ジャーナリスト・メモリアル(JOURNALISTS MEMORIAL)」を開設した。

 ユーチューブ報道・政治部門のスティーブ・グローブ(Steve Grove)氏はブログに「私たちに正確な情報を届けるために、多くのジャーナリストが大きな危険を冒し、自ら犠牲になってきた」と記した。「カメラ以外、何の武器も持たずに市街戦へ突っ込んで行った記者や、ラジオで政治について語っただけで、仕事場へ向かうところを集団に襲われ殴り殺された記者…信じられないようなストーリーがある」

 このチャンネルは、前の年に取材中に亡くなった報道記者を追悼するニュージアムの行事、「ニュージアム・ジャーナリスト・メモリアル(Newseum Journalist Memorial)」のデジタル版という位置づけになっている。

 グーグルはまた同日「記事の多様性を拡大するとともに、どうでもよい記事をなくし」、自社のニュースサイトを強化するとも発表した。(c)AFP

【参考】ユーチューブのジャーナリスト追悼ページ「JOURNALISTS MEMORIAL」