【10月12日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は11日、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの基本ソフト(OS)「ウィンドウズフォン7(Windows Phone 7WP7)」を発表した。
 
 同社のスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)最高経営責任者(CEO)が同日、ニューヨーク(New York)のイベントで、WP7を搭載したスマートフォン9機種を発表した。スマートフォン市場において、アップル(Apple)のiPhone(アイフォーン)やリサーチ・イン・モーション(Research In MotionRIM)のブラックベリー(Blackberry)、グーグル(Google)のOS「アンドロイド(Android)」搭載の携帯電話に奪われたシェアの奪還を目指す。
 
 WP7を搭載したスマートフォンは、マイクロソフトのホットメール(Hotmail)をはじめとした各種Eメールサービスに対応。「オフィス」を使って文書を閲覧・編集・共有することも可能だ。カレンダーのほか、ソーシャルネットワーキングサービスや音楽配信サービスを統合し、「Xbox 360」向けゲームを楽しむこともできる。

 iPhoneのようなタッチスクリーン式と、ブラックベリーのようなキーボード式の機種がある。

 スマートフォンの開発・製造は韓国サムスン(Samsung)やLG電子(LG Electronics)、台湾HTC、米デル(Dell)などが手がけ、世界30か国以上で60社以上の携帯通信事業者が販売する。

 米AT&Tは、米国で3機種を約200ドル(約1万6000円)で販売する予定。最新版iPhoneと同程度の価格だ。米T-Mobileも11月に2機種を発売する。(c)AFP/Charlotte Raab