【11月12日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は11日、同社のウェブメール・サービス「Gmail」に動画と音声を用いたチャット機能のサービスを開始した。また、ブログやニュースのフィード取得に広く用いられているRSSリーダー「グーグル・リーダー(Google Reader)」に自動翻訳機能を実装した。

 ウェブカメラを持つGmailユーザーは、gmail.com/videochatでプラグインをインストールすれば、Gmailのページ上で直接アクセスされたビデオ画面を通じて友人や家族との会話を楽しめる。画面のサイズもユーザーの好みに応じて拡大・縮小が可能だという。

 ウェブカメラがない場合でも、電子メールや簡易メッセージ機能を通じて、音声でのチャットが可能だという。

 このチャット機能は、米アップル(Apple)のマッキントッシュ(Macintosh)でも、マイクロソフト(Microsoft)のウインドウズ(Windows)でもどちらでも利用可能だという。同様の機能は、米ネットオークション大手イーベイ(eBay)傘下のスカイプ(Skype)も提供している。

 また、グーグルはグーグル・リーダーに、ユーザーが選択した言語での自動翻訳機能も追加した。例えば、トルコ語のブログ記事のフィードをグーグル・リーダーを使って設定すると、記事内容が自動的に英語など約20の言語に翻訳されるというもの。翻訳は「グーグル・トランスレート(Google Translate)」を利用して自動翻訳される。(c)AFP