【5月30日 AFP】アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)米カリフォルニア(California)州前知事の隠し子を生んでいたことが明らかになった元家政婦の前夫が、隠し子の出生証明書は偽造されたものだとしてシュワルツェネッガー氏を提訴する意向であることが明らかになった。前夫が29日、南米コロンビアの雑誌のインタビューで語った。

 コロンビア生まれのロヘリオ・バエナ(Rogelio Baena)さんは、シュワルツェネッガー家で20年働いていた元家政婦ミルドレッド・パトリシア・バエナ(Mildred Patricia Baena)さん(50)と結婚していた。そして最近になり、13歳の息子の父親が実はシュワルツェネッガー氏であることを知った。

 しかし、息子の出生証明書の父親の欄にはロヘリオさんの名前が記載されており、弁護士らによれば、シュワルツェネッガー氏とミルドレッドさんが事実を知っていたのであれば、2人が共謀してカリフォルニア州では重罪となる公文書偽造を行ったことになるという。

 ロヘリオさんとミルドレッドさんは息子が生まれたわずか数週間後の1997年10月、10年の結婚生活の末に別居。しかし、米メディアによれば、離婚を申請したのは2008年2月だという。(c)AFP

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