【1月23日 AFP】第81回アカデミー賞(Academy Awards)ノミネートが22日に発表された。ここでは、今回のノミネートにまつわるトリビアを見てみよう。

■ラッキー13?

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生(The Curious Case of Benjamin Button)』は最多13部門でノミネートされたが、これは史上最多の14部門にノミネートされた『タイタニック(Titanic)』(1997年)と『イヴの総て(All About Eve)』(1997年)に次ぐ記録。これら2作品とも、作品賞を獲得している。

 また、これまで13部門にノミネートされた8作品のうち、5作品が作品賞に輝いている。

■最多ノミネートを誇るメリル・ストリープ

『ダウト ~あるカトリック学校で~(Doubt)』で15度目のオスカーにノミネートされたメリル・ストリープ(Meryl Streep)。俳優部門では最多となるノミネート数をさらに増やした。ちなみに、2度受賞に至っている。

 ストリープに次ぐノミネート数を誇るのは、12回ノミネートされたキャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)とジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)。

■故人としてノミネートされたヒース・レジャー

 故人としてアカデミー賞にノミネートされたのは、ヒース・レジャー(Heath Ledger)で6人目。過去には、ジェームズ・ディーン(James Dean)、スペンサー・トレイシー(Spencer Tracy)、ピーター・フィンチ(Peter Finch)、ラルフ・リチャードソン(Ralph Richardson)、マッシモ・トロイージ(Massimo Troisi)がノミネートされたが、受賞したのはフィンチ1人のみ。

■オスカーを目指すならニクソンを演じろ!?

 アカデミー賞ノミネートを狙う俳優は、故リチャード・ニクソン(Richard Nixon)元米大統領を描いた脚本を、目を皿のようにして探すのが得策かもしれない。

 ウォーターゲート事件を描いた『フロスト×ニクソン(Frost/Nixon)』で主演男優賞にノミネートされたフランク・ランジェラ(Frank Langella)は、ニクソン元大統領を演じてオスカーにノミネートされた2人目の俳優。1995年には、『ニクソン(Nixon)』でアンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)がノミネートを果たしている。

■ウィンスレット、6度目の正直なるか?

『愛を読むひと(The Reader)』で主演女優賞にノミネートされたケイト・ウィンスレット(Kate Winslet、33)は、今回がアカデミー賞6度目のノミネート。俳優部門では史上最年少で6回のノミネートを達成した。しかし、過去5回とも受賞には至っていない。

■初ノミネート

 俳優部門でノミネートされた20人中、ノミネートが初めてというのは9人。また、ショーン・ペン(Sean Penn)、フィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman)、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)、メリル・ストリープ(Meryl Streep)、マリサ・トメイ(Marisa Tomei)は、受賞歴がある。(c)AFP