【11月21日 AFP】今月初めから行われている全米脚本家組合(Writers Guild of AmericaWGA)のストライキの影響で、ジョニー・デップ(Johnny Depp)の主演映画やペネロペ・クルス(Penelope Cruz)出演のミュージカル大作の制作が延期されることになった。エンターテイメント情報誌バラエティ(Variety)が20日、報じた。

 デップ主演の映画『Shantaram』は、グレゴリー・デヴィッド・ロバーツ(Gregory David Roberts)の同名小説を映画化したもので、ミーラー・ナーイル(Mira Nair)が監督を務める。クルス出演のミュージカル映画『Nine』は、フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督の映画『81/2』をもとにしたミュージカルを映画化したもので、ソフィア・ローレン(Sophia Loren)やマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)も共演者に名を連ねている。

 バラエティによれば、この2作品はストライキが始まるまでに脚本が完成していなかったため、制作が延期になるという。

 ストライキの影響をうけているものにはこのほか、テレビシリーズでは『デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)』や『24』の新シーズン、映画ではトム・ハンクス(Tom Hanks)主演の『Angels & Demons』やオリバー・ストーン(Oliver Stone)監督の『Pinkville』などがある。ジェイ・レノ(Jay Leno)やデヴィッド・レターマン(David Letterman)の人気トーク番組もすでに放送中止となっている。(c)AFP