【10月8日 AFP】米労働省が7日発表した9月の雇用統計(季節調整済み)によると、非農業部門の雇用者数は前月比10万3000人の増加だった。

 雇用者数が予想を上回る増加だったため、経済後退入りする懸念は和らいだが、失業率は3か月連続の9.1%と依然として高い水準が続いている。

 米大統領経済諮問委員会(Council of Economic AdvisersCEA)のキャサリン・エイブラハム(Katharine Abraham)氏は、失業率は依然として容認できない高水準にあり、経済成長のペースを上げることが必要なのは明らかだと指摘した。

 またエイブラハム氏は、7日の雇用統計はバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が議会に呼びかけている景気・雇用対策法案を成立させる必要性をあらためて示していると述べた。(c)AFP/Andrew Beatty