【7月25日 AFP】米カリフォルニア(California)州議会は24日、263億ドル(約2兆4900億円)に上る財政赤字の解消を目指す予算案を承認した。

 予算案には、教育費や医療費など公共サービス費の150億ドル(約1兆4000億円)の削減のほか、州職員の給与カットも盛り込まれている。しかし議会は、同州サンタバーバラ(Santa Barbara)沖での原油採掘は認めなかった。

 予算案はアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)州知事の承認を待つばかりとなった。知事はこの1年、州予算をめぐり、議員たちと激しく対立してきた。

 知事は「共和、民主両党が課題に立ち向かうため前進してくれた。増税せずに州の運営をより効果的にするため、歳出削減、州政府改革を盛り込んだ困難だが必要な予算を通過させてくれた議会指導部や議会全体に感謝したい」との声明を発表した。(c)AFP