【4月17日 AFP】米ボストン・マラソン(Boston Marathon)のゴール付近で起きた爆発で死亡したマーティン・リチャード(Martin Richard)君(8)は、マラソンの26マイル(約41.8キロ)地点の標識のそばに立っていた──この標識は、コネティカット(Connecticut)州ニュータウン(Newtown)の小学校で昨年起きた銃乱射事件で死亡した子どもたちに捧げられたものだった。

 ボストン・マラソンで起きた爆発では3人が死亡、170人以上が負傷した。2人目の死者はマサチューセッツ州メッドフォード(Medford)のレストラン経営者、クリスティー・キャンベル(Krystie Campbell)さん(29)だった。クリスティーさんの父親のウィリアム(William Campbell)さんによると、クリスティーさんは親友とともに、親友の恋人がゴールラインを横切るのを写真で撮影するために現場にいたという。

 3人目の犠牲者は、ボストン大学(Boston University)の大学院生。氏名は公開されていないが、学友と3人でマラソンの観戦に来ていたという。また中国国営新華社(Xinhua)通信は、在ニューヨーク中国総領事館関係者の話として、3人目の犠牲者は中国国籍だったと報じている。(c)AFP