【11月29日 AFP】中国雲南(Yunnan)省昆明(Kunming)の仏小売大手カルフール(Carrefour)の店舗で29日、男が買い物客3人に切りつけた後、人質を取って立てこもる事件があった。男はその後、警察によって射殺された。

 同国国営の中国新聞社(China News Service)によると、警官隊は男に投降するよう何度か説得したが、失敗に終わったため射殺した。

 中国新聞社が警察関係者の話として伝えたところによると、男は買い物客3人に切りつけてけがをさせ、3人は病院に運ばれたが1人は重体だという。

 男は人質1人とともに事務所内に立てこもり、いったん人質を解放したが、今度は負傷者の手当てに来ていた女性看護師1人を人質にした。

 カルフール・チャイナ(Carrefour China)のエリック・ルグロ(Eric Legros)社長はAFPに対し、「これは明らかに単独の事件で、ほかとは関連がないが、依然として重要な詳細については不明だ」とコメントした。(c)AFP