【10月10日 AFP】韓国の生花販売業者Jeong容疑者(44)が、競合店のネット広告を繰り返しクリックすることにより「業務妨害」を行ったとして、逮捕された。検察当局が7日、明らかにした。Jeong容疑者はその後、情報ネットワーク法と情報保護法に違反した容疑で起訴されている。

 韓国のインターネット広告は、まず依頼主がサイト運営者に広告料金を前払いするシステムだ。その広告がクリックされるたびに一定額が差し引かれ、残金がゼロになれば広告は消える。

 Jeong容疑者は、被害者となった競合店の広告をクリックし続け、5億ウォン(約3500万円)の無駄な広告料金を被害者に支払わせたとされている。さらに被害者の広告が掲載されていたサイトをダウンさせようとした「サービス妨害攻撃」を行いった容疑もかけられている。

 当局はJeong容疑者と共謀した疑いで、そのほか4人の取り調べも行っている。(c)AFP