【6月9日 Relaxnews】フランス・バスノルマンディー(Lower Normandy)地方のグランビル(Granville)にあるクリスチャン・ディオール美術館(Christian Dior Museum)で、「ディオール:『ニュールック』革命(Dior, The New Look Revolution)」展が今月6日から11月1日まで開催されている。

 同美術館は、改装工事のため一時閉館されていたが、今月6日にリニューアルオープンした。創業から今年までのブランドの軌跡をたどる今回の展覧会では、デザイナーのクリスチャン・ディオールが初めて発表した1947年のオートクチュールコレクションを見ることができる。ディオールは同コレクションで一躍クチュール界の頂点に立っただけでなく、以後数十年間のファッションに革命を起こした。

 ディオール初のオートクチュールコレクションは、同年2月12日に発表された。過去のあらゆるファッションルールを打ち壊し、世間を驚かせた。ディオールは、戦時中は女性用でもかなり男性的で直線的だったシルエットを、女性の体の曲線にアクセントを置くことで魅惑的でエレガント、フェミニンさを強調するものに変化させた。

 ウエストをぎゅっと絞り、バストには丸みを持たせ、肩幅は縮めた。ファッション界に革命が巻き起こった。いわゆる「ニュールック」が生まれ、「バースーツ(Bar Suit)」がブランドのシンボル的存在となった。

 ファッション界のアイコンとなったアフタヌーンウエアの「バースーツ」は当初、ジャケットとロングスカートのセットアップだった。しかしディオールの後任を務めたデザイナーらは、それぞれの新解釈を与えた。会場では、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、エディ・スリマン(Hedi Slimane)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)がそれぞれ手掛けた「バースーツ」も紹介されている。

  展示されているクリスチャン・ディオールからラフ・シモンズまでの歴代作品計80点は、いずれも本展覧会のために団体や個人から所蔵物を借り入れて集めたもの。さらに約30点の写真や記録資料、手書き原稿、オリジナルのスケッチ、「ニュールック」人形、型紙なども見られる他、ディオールが生み出した「ニュールック」のシルエットから直接インスピレーションを得ているとされる香水「ミス・ディオール」のボトルも展示される。(c)Relaxnews/AFPBB News