【8月8日 Relaxnews】20世紀のファッション界に君臨した一人の人物、ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)を讃える新しいフレグランスコレクションが、今月発表される。

「ダイアナ・ヴリーランド・パフュームス(Diana Vreeland Parfums)」コレクションは、孫のアレクサンダー・ヴリーランド(Alexander Vreeland)氏がプロデュースしたもので、ダイアナの個性的な性格や言葉へのこだわり、色に対する情熱を表現している。

 今回のブランドのために、5人の調香師が5種類のフレグランスを制作。それぞれに、ダイアナの名言が名付けられた。

 クレモン・ギャバリー(Clement Gavarry)が手がけたのは、「エクストラヴァガンス・リュス(Extravagance Russe、ロシア流の絢爛さの意)」。深みのあるアンバーとレジンをミックスした香りが特徴だ。さらにガヴァリはもう一種類の香水「シンプリー・ディヴァイン(Simply Divine、神々しいまでの優美さの意)」で、インディアンサンダルウッド、トンカビーンズ、ムスクのベースノートに、月下香、ナツメグ、チュニジアのオレンジフラワー、エジプトのジャスミンアブソリュートを重ねた。

 イヴ ・ カサール(Yves Cassar)が手がけた「アブソルートリー・ヴァイタル(Absolutely Vital、絶対不可欠の意)」は、ミルラ、オポパナクス・レジン、バニラのボトムノートに、インディアンサンダルウッド、ターキッシュローズ、エジプトのジャスミンアブソリュートを重ねている。またセリーヌ・バレル(Celine Barel)による「パーフェクトリー・マーベラス(Perfectly Marvellous)、至上の秀逸さの意」は、インドのジャスミンアブソリュート、レッドサンダルウッド、ピメントをトップノートに、ベースノートにはマツリカ、カシュメランムスクなどを調合。カルロス・ベナイム(Carlos Benaim)の「アウトレージャスリー・ヴィブラント(Outrageously Vibrant、みなぎる活力の意)」では、クレーム・ド・カシス、パチョリ、バラをブレンドした。

 同コレクションは今月21日、英国のセルフリッジ(Selfridges)、米国のニーマンマーカス(NeimanMarcus)とバーグドルフグッドマン(Bergdorf Goodman)などの高級百貨店で同時発売される。サイズは2種類、100mlが180ポンド(約3万1000円)、50mlが135ポンド(約2万3000円)。来月にはフランス・パリ(Paris)のコレット(Colette)でも販売され、同時に、アロマキャンドル3種とボディーローション1種も展開する。(c)Relaxnews/AFPBB News