持つ者と持たざる者の格差、酷暑が浮き彫りに 韓国
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■「なんとか生き延びている」
コ・ジェオクさん(87、女性)は、比較的裕福なソウル市民が捨てたハンディファンを拾って使っているが、気休め程度にしかならないという。
「私たちはなんとか生き延びている」とコさんは語る。
世界的な生成AI(人工知能)ブームを背景に半導体の需要が急増したことで韓国経済は好調だが、国内では貧富の格差が拡大している。
公式データによると、2025年には上位20%の富裕層が保有する純資産の平均が、下位20%の貧困層の45倍に達した。
ノルウェー・オスロ大学のウラジーミル・チホノフ教授(韓国学)はAFPに対し、九竜村について「韓国社会の主流から取り残された都市部の貧困層の孤立を象徴している」と指摘する。
アジア有数の裕福な都市に暮らしているにもかかわらずエアコンを利用できない状況は「彼らの健康を極めて深刻な、命にかかわりかねない危険にさらしている」と述べた。
1988年ソウル五輪に向けた再開発事業で立ち退きを命じられた住民によって形成された九竜村は、計画的につくられたわけではないので洪水や火災に弱く、今は観測史上最高の暑さに見舞われている。