太平洋諸国、中国のミサイル発射を非難する「非常に強い」共同声明を検討中 オーストラリア
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【7月8日 AFP】オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は8日、太平洋諸国の指導者たちが、6日の中国によるミサイル発射実験を非難する「非常に強い」共同声明の発出を検討していると明らかにした。
アルバニージー首相はブリスベンで記者団に対し、「太平洋諸島フォーラム(PIF)」に加盟する16か国と2地域の間で声明案を回覧していると説明した。
中国は6日、原子力潜水艦から太平洋に向けて潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射する実験を行い、日本、米国、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々から批判された。
監視機関によると、ミサイルはソロモン、ナウル、ツバルの間の海域に着水したとみられる。
南太平洋諸国の多くは、支援依存型の経済構造を持ち、インフラ整備のために中国系銀行に債務を負っていることから、中国を公然と批判することに消極的だが、ソロモン諸島は8日、ミサイル発射について中国に強く抗議したと発表した。
ソロモン訪問を終えて帰国したばかりのアルバニージー首相は、「太平洋の国々が団結し、強力なメッセージを発信することを望んでいる」「これは非常に強い声明だ」と述べた。
アルバニージー首相はブリスベンで、トンガ、パプアニューギニア、サモアの首相と安全保障について協議した後、3人を主要なラグビーリーグの試合に招待する予定となっている。
オーストラリアは、太平洋諸国におけるラグビーリーグやラグビーユニオンのプログラムの強化・支援に数百万ドルを投じており、中国との影響力争いにおける「ソフトパワー」の強みと位置づけている。
中国のミサイル発射実験は、オーストラリアとフィジーが相互防衛条約に署名したまさにその日に行われた。
フィジーのピオ・ティコンドゥアンドゥア国防相は、オーストラリア公共放送ABCのインタビューで、ミサイルを発射しないよう中国大使館に事前に警告していたことを明らかにした。
ティコンドゥアンドゥア国防相はABCに対し、「ミサイル発射実験は、相互の尊重や信頼に決して良い影響を与えない」と指摘。さらに、ミサイルが発射された
時、中国の宇宙追跡船「遠望5号」がフィジーに寄港していたことについて「奇妙な偶然もあるものだ」と述べた。(c)AFP