【5月16日 AFP】中東での戦争によって重要な海上輸送路ホルムズ海峡を通じた輸出がまひする中、アラブ首長国連邦(UAE)は同海峡を迂回(うかい)する新たなパイプラインの建設を加速させる方針だと、政府メディアが15日に報じた。

アブダビ・メディア・オフィスによると、東西パイプラインはアブダビ国営石油会社(ADNOC)のフジャイラ港に通じる輸送能力を倍増させるもので、来年稼働開始の見込みだという。

アブダビのシェイク・ハーリド・ビン・ムハンマド・アール・ナヒヤーン皇太子は「ADNOCに対し、プロジェクトの早期完了を指示した」と報じられている。

フジャイラ港のウェブサイトによると、ハブシャン油田から港までの既存の全長360キロのパイプラインは、1日180万バレルの輸送能力を持つ。

今月初めにOPEC(石油輸出国機構)を脱退して世界を驚かせたUAEは、来年までに生産能力を1日500万バレルに引き上げる計画を進めている。

フジャイラの石油関連施設は中東での戦争の中で繰り返し攻撃を受けており、5月4日の攻撃ではインド国籍の3人が負傷した。(c)AFP