【5月12日 東方新報】クルーズ船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)」は5月1日、5000人余りの旅客を乗せ、上海呉淞口国際クルーズ港にゆっくりと接岸した。このうち外国人旅客の割合は45.5%に達した。上海市を母港とするこの大型国際クルーズ船は、外国人観光客の訪中旅行をけん引する重要な存在となっている。

近年、海外からの観光客の間では、まず飛行機で上海に到着し、その後、呉淞口国際クルーズ港から乗船して海の旅を始めるケースが増えている。「飛行機+クルーズ」という複合型の旅行スタイルは、上海のクルーズ港でますます一般的になっている。こうした柔軟な組み合わせは、旅客の中国滞在時間を延ばすだけでなく、訪中旅行における新たな消費シーンも生み出している。

一時的な大規模旅客流動に対応し、旅客の通関体験を向上させるため、上海出入境辺防検査総站浦江出入境検査所(略称:浦江出入境検査所)は、外国人旅客の割合が高いこうした航次に対し、乗船中に検査を行う「随船検査」方式を採用している。検査の窓口を前倒しし、検査手続きを航行中に組み込むことで、接岸後は旅客が簡単な確認を受けるだけで下船できるようにした。これにより、「港に着いたらすぐ降りられ、スムーズに入境できる」体制を実現している。

統計によると、今年に入ってから浦江出入境検査所は複数回にわたり職員を派遣して随船検査任務を実施し、累計3万1000人を超える旅客に効率的で便利な通関サービスを提供している。(c)東方新報/AFPBB News