半身のチキンが6400円…NYで高騰する外食費が論争に 飲食店「もはや限界」
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■「なんとかやりくりしている」
40ドルのチキンをめぐる論争は、地元議員によるインスタグラムへの「憤慨」の投稿がきっかけとなり注目された。投稿は9000以上の「いいね」を集めた。
地元のフードメディアも「ハーフチキン価格指数」を作成し、10ドル(約1600円)未満の手ごろなものから、マンハッタン区の高級フレンチレストランで提供される78ドル(約1万2500円)のものまでをランキング形式でリストアップした。
しかし、オンライン上では「ジジズ」を擁護し、小規模ビジネスが直面する財政面での厳しさを指摘するコメントが相次いだ。
「多くのレストランは利益を出せていない。なんとかやりくりしているだけだ」と言うのは、同市のホスピタリティ産業を支援する非営利業界団体「ニューヨーク市ホスピタリティ・アライアンス」代表のアンドリュー・リギー氏だ。
現状について同氏は、保険料や新型コロナウイルスのパンデミックからの経済的回復の遅れ、そして食品価格の高騰など、さまざまな要因が重なっていると指摘。また、食品価格の高騰は、ドナルド・トランプ米大統領が課した関税も影響しているとAFPに説明した。
また、こうした圧力が料理の価格に反映されるのは避けられないとし、「ニューヨーク市で小規模ビジネスを運営するのには非常に多くの費用がかかる。私たちが愛する地元のレストランは、それを価格に反映せざるを得ない。ただ生き残るために」とも付け加えた。
この問題を浮き彫りにするかのように、ニューヨーク市ホスピタリティアライアンスによる調査では、200以上のレストランのうち、46%が2025年の最終四半期に予想を下回る売上を報告している。
彼らの主な懸念は、労働コスト、商品やサービスの価格、そして顧客の不足だった。