中国でパナマ船籍の船舶拿捕数が急増、米海事委が非難
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【3月27日 AFP】米国は26日、中国が国内の港でパナマ船籍の船舶を拿捕(だほ)していると非難した。これは、パナマ当局が以前中国企業が管理していた港2か所を接収したことを受けてのものとなっている。
米連邦海事委員会は声明で、「中国は現在、外国船舶の監督を名目に、中国の港でパナマ船籍の船舶の拿捕を急増させており、これは過去の基準を大きく上回っている」と述べた。
パナマの裁判所は1月、香港系企業の長江和記実業(CKハチソンホールディングス)の子会社であるパナマ・ポーツ・カンパニー(PPC)が、バルボアとクリストバルにあるパナマ運河の港運営を1997年から許可されていた契約は「違憲」と判断していた。
米国のドナルド・トランプ大統領は昨年、証拠を示すことなく中国が実質的にパナマ運河を運営していると主張するなど、パナマは米国と中国の広い緊張関係に巻き込まれている。
同委員会は、「パナマ船籍の船舶は、米国のコンテナ輸送において重要な割合を占めているため、今回の措置は米国の海運に重大な商業的・戦略的影響を及ぼす可能性がある」とし、「強化された検査は非公式の指示の下で行われており、ハチソン社の港湾資産が移管されたことへの報復を目的としているようだ」と続けた。
また声明では、「外国政府の規制や慣行が、米国の対外海運に不利な状況を生み出しているかどうかを調査する権限」を同委員会が有していることが明示された。(c)AFP