【3月27日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は26日、予算案の対立が起こる中、無給で勤務している空港の保安職員に対し、国土安全保障省(DHS)が給与を支払うよう指示する大統領令に署名すると述べた。

全米の空港で勤務する運輸保安局(TSA)の職員の多くは、数週間にわたり満額の給与を受け取れていない。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「国土安全保障省長官のマークウェイン・マリンに対し、この緊急事態に対処するため、TSA職員に直ちに給与を支払うよう指示する大統領令に署名する。空港での民主党による混乱を早急に止める」と投稿した。

トランプ氏は、給与支払いを承認するため大統領としての緊急権限を行使する可能性を示唆したが、米国憲法では財政権限が議会にあるため、それがどのように実行可能なのかは依然として不透明になっている。

国土安全保障省は2月中旬以降予算が失効しており、管轄下にあるTSA職員の欠勤が急増している。

国内の空港では長い遅延が発生しており、繁忙期の春の旅行シーズンも重なって、保安検査場で数時間待たされたと報告している乗客もいる。行列を減らすため、トランプ氏は今週、移民・税関捜査局(ICE)の職員を動員して保安業務の支援させ始めている。(c)AFP