英労働党の牙城崩れる、補欠選で左派・緑の党が議席奪取
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■不人気なスターマー氏
世論調査によると、スターマー氏は調査開始以来、最も不人気な英国首相となっている。今月には党内からの辞任要求にも直面した。
緑の党候補で配管工兼左官のハナ・スペンサー氏(34)が、約1万5000票を獲得して当選した。富裕層への増税を求め、公然と親パレスチナを標榜する緑の党にとって、5人目の下院議員となる。
スペンサー氏は勝利演説で、「何千人もの人々が、玄関先や投票箱で私にこう語った。『私たちは見捨てられ、軽蔑されることにうんざりしている』」「私たちは億万長者の献金者を持つ政党を打ち負かした」と付け加えた。
リフォームUK候補で政治学者のマット・グッドウィン氏(44歳)は約1万500票、労働党候補のアンジェリキ・ストギア氏は9300票余りを獲得した。
緑の党はこれまで国会議員補欠選挙で勝利したことがなく、選挙区の有権者の28%を占めるイスラム教徒の動員を目指し、見事な草の根運動を展開した。
投票日までの期間は緊迫しており、党首たちは互いに罵詈雑言を浴びせ合い、活動家たちは非難し合い、投票結果の重大さを浮き彫りにした。
非白人が自動的に英国人とみなされることを疑問視するグッドウィン氏は、「イスラム教徒とウォーク(目覚めている、の意。社会問題や人種差別、性差別などへの意識が高いことを示す)なプログレッシブ(進歩派)の連合」が緑の党に勝利をもたらしたと述べた。