【2月27日 AFP】英国の中道左派与党・労働党は27日、マンチェスター北東部ゴートン&デントン選挙区の下院議員補欠選挙で、伝統的な牙城である同選挙区を左派・緑の党に奪われ、反移民を掲げる強硬右派政党「リフォームUK」にも後れを取った。この結果を受け、不人気なキア・スターマー首相(63)はますます追い詰められている。

この補欠選挙は、労働党のアンドルー・グウィン議員が健康上の理由で辞任したのを受けたもの。

労働党が数十年にわたり議席を占めてきた牙城が崩れたことは、同党が政治的に左右両方から圧迫されていることを示しており、スターマー氏の退陣論が出てくる可能性が高い。

また、生活費の高騰や不法移民といった長年の懸案事項に対する答えを、英国民が反体制政党に求めるようになっていることも示している。

2024年7月の総選挙では、労働党は51%近くの得票率でこの選挙区を制し、スターマー氏は政権を奪取した。

だが、スターマー政権は数々の政策転換や、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の仲間であるピーター・マンデルソン容疑者を駐米大使に任命したことなどのいくつかの論争に見舞われてきた。