【2月13日 AFP】米オクラホマ州は12日、殺人罪2件で有罪判決を受けた男に対し、薬物注射による死刑を執行した。米国での死刑執行は今年3件目。

矯正局によると、​​ケンドリック・シンプソン死刑囚(45)は、マカレスターのオクラホマ州立刑務所で、中部時間午前10時19分(日本時間13日午前1時19分)に死亡を宣告された。

執行時、執行室でスピリチュアルアドバイザーが立ち会ったという。

シンプソン死刑囚は、2006年にオクラホマシティーのナイトクラブでの口論の末、グレン・パーマーさん(20)とアンソニー・ジョーンズさん(19)を殺害した罪で死刑を言い渡された。

シンプソン死刑囚は、2人が乗った車に向けてアサルトライフルを20発以上乱射した。車内にはもう一人男性が乗っていたが、この男性は銃撃を生き延びた。

ルイジアナ州出身のシンプソン死刑囚は、ハリケーン・カトリーナで故郷ニューオーリンズが壊滅した後、2005年にオクラホマ州に移住した。

米国では今年、テキサス州とフロリダ州でそれぞれ1件ずつ、計2件の死刑が執行された。

米国では昨年、47件の死刑が執行された。52件が執行された2009年以来、最多となった。

最も多かったのはフロリダ州で19件、次いでアラバマ州、サウスカロライナ州、テキサス州がそれぞれ5件ずつだった。

昨年執行された死刑のうち、39件は薬物注射、3件は銃殺、5件は窒素吸入(窒素ガスをフェースマスクに注入して死刑囚を窒息死させる方法)により執行された。

窒素吸入による死刑執行は、国連の専門家によって残虐かつ非人道的だと非難されている。

死刑は全米50州のうち23州で廃止、カリフォルニア、オレゴン、ペンシルベニアの3州では執行が一時停止されている。

ドナルド・トランプ大統領は死刑を支持し、「特に凶悪な犯罪」に対する死刑適用の拡大を求めている。(c)AFP