「私たちは幽霊」英国社会を陰から支える夜勤の外国人労働者
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■介護職
2023年にナイジェリアから介護職ビザで移住してきたオマトゥレ・アメーさん(39、男性)は、イングランド南東部の田舎で、学習障害のある子どもたちの夜勤支援員として働いている。
妻も同じ介護施設で日勤として働いているので、日中はアメーさんが8歳と1歳6か月の実子の面倒を見なければならず、3時間しか眠れない日もあるという。
「感情的にも精神的にも、じわじわ消耗してきているのが分かる」とアメーさんは語る。アメーさんの時給は最低賃金の12.20ポンド(約2540円)だという。
ジンバブエ出身のジュディス・ムニョンガさん(44、女性)は、ロンドンの北に位置するハートフォードシャーで週4日、午後7時から午前7時まで夜勤で働き、脊髄損傷患者のケアをしている。
元教師のムニョンガさんは、患者が眠っている間も見守るが、しばしば暗闇の中で患者のそばに座るという。
「ヘッドホンで音楽を聴いて眠気を覚まそうとしている。暗い時に眠らないようにするのは簡単ではない」とムニョンガさんは語る。
アメーさんとムニョンガさんは、英政府の社会福祉ビザを廃止する動きと、反移民感情の高まりを「懸念」している。
政府は先月、「低技能」介護職については永住権(無期限滞在許可、Indefinite Leave to Remain)申請に必要な在留期間を5年から15年と3倍に延ばすと発表した。
「まるで試合の途中でルールが変わるようなものだ」とアメーさんは嘆く。
労働党政権は、介護職員に家族呼び寄せを認める規定も廃止した。
この制度を利用して夫と子どもたちを呼び寄せたムニョンガさんは「悲しい」「他の家族に普通の生活を送らせるためにここで介護をしているのに、自分の家族は遠くにいる」と述べた。
アメーさんは経営学のコースを受講し、「キャリアアップ」を目指している。