故フランシスコ教皇専用車、ガザの子どもたちのための移動診療所に
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【11月26日 AFP】2014年に故フランシスコ教皇がパレスチナ自治区ベツレヘムを訪問した際に使用した教皇専用車「ポープモービル」が25日、ガザ地区で展開される移動式子ども診療所として再登場した。
純白の車体と特徴的な高い屋根はそのままに「希望の車両」として戦争で荒廃したガザ地区での活躍が期待される。これは故教皇の遺志によるものだ。
車両はベツレヘムの聖誕教会近くで初めて披露された。クリスマスの準備が進む中、ストックホルム司教のアンダース・アルボレリウス枢機卿が祝福し、「希望の車両は新しい使命の準備が整った。すべての子どもたちが守られていると感じてほしい」と語った。
また、子どもの権利と福祉が最優先だとし、「これは単なる車両ではなく、思いやりと尊厳、希望のメッセージだ」とも述べた。
この移動式診療所は診察、診断、治療に対応し、ワクチン接種や縫合、感染症検査も可能。1日最大200件の診察ができ、子どもたちはポープモービル内の教皇席に座って診察を受ける予定だ。
ただ、ガザに入るためのイスラエルの許可はまだ下りていない。許可が下りる時期も未定だ。カトリック系の国際人道支援団体カリタスのアリステア・ダットン事務総長は「すべての人道支援と同様に、ガザへのアクセスが緊急に必要だ。公式のチャネルを通じてできるだけ早く実現したい」とAFPに述べた。(c)AFP