MLB投手2人を訴追、投球に関する賭けで賭博師と共謀か
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【11月10日 AFP】米大リーグ(MLB)のクリーブランド・ガーディアンズに所属するエマヌエル・クラセ(27)とルイス・オルティス(26)の両投手が9日、個々の投球に関する八百長賭博への関与をめぐり、訴追された。
ニューヨーク・ブルックリンの検察当局は、クラセ投手とオルティス投手が、特定の投球に数十万ドルの賭けを行う不正賭博師との共謀に関与したとしている。
訴追内容には電信詐欺や資金洗浄への共謀罪、贈収賄によるスポーツ競技への影響共謀罪などが含まれている。
検察官によれば、クラセ投手とオルティス投手は共謀者と事前に特定の投球内容を取り決め、賭博師はその内部情報を使って数百件の不正な賭けを行っていた。
検察は、クラセ投手によって共謀者が少なくとも40万ドル(約6100万円)の不正な賭けに勝利したとしている。
ドミニカ共和国出身の右腕2人は、スポーツ賭博に関するMLBの調査が進められる中、7月から出場停止処分を受けていた。
オルティス投手は9日にボストンで逮捕され、10日に出廷予定となっているが、クラセ投手は現時点で拘束されていない。(c)AFP