大谷翔平は「史上最高」か? 圧倒的な活躍で球界を魅了
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■「唯一無二」
当然のことながら、ドジャースのチームメートや球団幹部も賛辞を惜しまなかった。
デーブ・ロバーツ監督はその活躍ぶりについて「おそらく史上最高のポストシーズンのパフォーマンスだった」とし、「彼が地球上で最も偉大な選手である理由がそこにある。予想外のことをやってのける。誰も見たことがない。今もまだショウヘイに圧倒されている」と語った。
ムーキー・ベッツは、大谷の存在を米プロバスケットボール協会(NBA)の象徴的存在であるマイケル・ジョーダンに例えた。
「僕らはシカゴ・ブルズのようなもので、彼はマイケル・ジョーダンだ。彼が行くところに僕らも行く。チームにいてくれて本当にうれしい」
マックス・マンシーは「きょう、おそらく野球選手による史上最高の試合を目撃した」と語っている。
10年総額7億ドル(約1054億円)の契約で大谷を獲得した立役者のアンドリュー・フリードマン編成本部長は「人間の脳の限界を試すような偉業だ。どれほど特別で唯一無二なのか、われわれには理解できない」と話した。
昨季、史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷は、直近8試合はノーアーチで17日の試合を迎えていた。プレーオフの重圧の中で、結果を出せるかを疑問視する声もあった。
それでもロバーツ監督は、大谷の復調を疑っていなかった。
「彼がその期待にどうやって対処しているかは私は知らない。彼にかかるような期待というのは、多くの場合達成不可能なものであり、決して実現することはないからだ」
「自信は揺るぎないものだと感じた。働きぶりはとても一貫している。並外れた才能があり、どんな場面も彼にとって大きすぎることはないと分かっていた。そういう選手なら、いずれ必ず結果が出るものだ」(c)AFP