大谷翔平は「史上最高」か? 圧倒的な活躍で球界を魅了
このニュースをシェア
【10月19日 AFP】ドジャースタジアムでの大騒ぎが収まらぬうちに議論は始まった。「野球史上最高の選手による、史上最高のパフォーマンスだったのか?」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、17日に行われたミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で、3本塁打を放つと10個の三振を奪ってチームをワールドシリーズに導き、増え続ける驚異の記録に新たな一ページを刻んだ。
この圧巻の活躍は、大谷が投打二刀流の両方で卓越した才能を持つ「ユニコーン」として、野球界の偉人たちの中でも唯一無二の存在であることを改めて証明した。
1試合3本塁打・10奪三振はMLBのポストシーズン史上初の記録で、近代野球史で投手として1試合3発を放ったのは、1942年のボストン・ブレーブス(現アトランタ・ブレーブス)のジム・ドービンのみとなっている。
米紙ワシントン・ポストのチェルシー・ジェーンズ記者は「これはピアノの前のベートーベン。これは羽ペンを持つシェイクスピア。これはファイナルのマイケル・ジョーダン。これは日曜日に赤をまとうタイガー・ウッズ」と記した。
「これは野球の会話の始まりであり、議論の終わりだ。ショウヘイ・オオタニはこれまでにプレーした中で最高の野球選手だ」
スポーツ専門チャンネルESPNでコメンテーターを務めるジェフ・パッサン氏は、大谷が「リアルタイムで野球を再定義している」と述べた。「観客がその瞬間に立ち会えたことに歓喜し、同時にもう二度と同じものは見られないと悟ってしまう夜だった」
ニューヨーク・ポストのコラムニスト、ジョン・ヘイマン氏はX(旧ツイッター)に、「オオタニはキング。野球史上最高のパフォーマンスの一つ、おそらく最高だ」投稿した。
USAトゥデーのジョシュ・ピーター記者は「史上最高の野球選手は誰かという議論は、10月17日金曜日に終わった」とし、「ベーブ・ルースを推して議論する人には申し訳ないが、答えは大谷翔平だ」「間違いない」と記した。