2025年5月19日、ソウル地方雇用労働庁本庁前で開いた記者会見で涙を流すチャン・ヨンミ氏(c)NEWSIS
2025年5月19日、ソウル地方雇用労働庁本庁前で開いた記者会見で涙を流すチャン・ヨンミ氏(c)NEWSIS

【10月06日 KOREA WAVE】職場でのいじめを訴えた末に亡くなった韓国の気象キャスター、オ・ヨアンナさんの母親チャン・ヨンミ氏が、27日間続けていたハンガーストライキを終えた。MBCテレビと遺族側が和解に至ったためだ。

市民団体「エンディングクレジット」と「職場パワハラ119」によると、オ・ヨアンナさんの遺族とMBCは10月5日、暫定的な合意に達し、チャン氏はハンストを中止した。

チャン氏は9月8日から、娘に対する職場内いじめ問題について公式謝罪と再発防止策、名誉回復を求めてMBC本社前で断食抗議を続けていた。健康状態が悪化したため、現在はソウル市中浪区の病院に入院し治療を受けている。

MBCは10月15日、遺族と共に記者会見を開き、故人に対する公式謝罪と「名誉職員証」の授与、再発防止策を発表する見通し。同社はまた、既存のフリー契約気象キャスター職を廃止し、新たに正社員の「気象・気候専門家」を採用する方針を明らかにした。

オ・ヨアンナさんは2024年9月に亡くなったが、訃報が公になったのは3カ月後。遺族によって発見された原稿用紙17枚分の遺書には、同僚からの職場いじめを訴える内容が記されていた。

遺族は加害者として特定された1人を相手に民事訴訟を提起し、MBCも2025年1月に社内真相調査委員会を設置。雇用労働省の特別監督では「いじめの事実は確認されたが、オ・ヨアンナさんは労働基準法上の『労働者』には該当しない」との判断が示された。

MBCは加害者とされた人物との契約をすでに解除。MBC本社前に設けられたオ・ヨアンナさんの追悼スペースは、2周忌となる2026年9月15日まで維持される。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News