射殺されたカーク氏の追悼式 トランプ氏は保守の「巨人」と称賛
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【9月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は21日、射殺された保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式典に出席し、同氏は「彼の世代の巨人」とたたえた。
トランプ氏は、カーク氏が「何よりも献身的な夫であり、父であり、息子であり、キリスト教徒であり、愛国者だった」とし、「自由と正義、神と祖国、理性と常識のために声を上げたゆえに暴力的に殺された」と述べた。
追悼式には数万人が集まって、米政権の高官らも出席しており、米メディアの一部は「国葬に匹敵する規模」と報じている。
式典はキリスト教的な言葉に満ち、多くの登壇者がカーク氏を「殉教者」と呼んだ。トランプ氏の演説の前にはJ・D・バンス副大統領やマルコ・ルビオ国務長官、ピート・ヘグセス国防長官らも登壇した。
式典はカーク氏が創設した若者向け政治団体で、現在はカーク氏の妻エリカ氏が運営する「ターニング・ポイントUSA」の主催で行われた。
エリカ氏は壇上で「その若者を、私は許します」と語り、カーク氏を殺害したとして訴追されたタイラー・ロビンソン容疑者(22)への寛容な言葉に、会場は大きな拍手で応えた。
式典には、トランプ政権下で政府効率化省(DOGE)を率いた億万長者のイーロン・マスク氏も出席。激しい対立もあってホワイトハウスを去ったが、トランプ氏の隣に座り会話する様子からはその緊張は見られなかった。(c)AFP