トランプ氏、極左勢力アンティファを「主要なテロ組織」に指定へ
このニュースをシェア
【9月18日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ米大統領は17日、「アンティファ」(「反ファシスト」の略称で、拡散する極左勢力を指す際に使われる)を「主要テロ組織」に指定する意向を表明した。最初の大統領就任当初から警告してきた措置だ。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「アンティファに資金を提供している者を、最高水準の法的基準と慣行に従って徹底的な調査するよう強く勧告する」と投稿。アンティファを「病的で危険な極左の災厄」と呼んだ。
トランプ氏は15日、スティーブン・ミラー大統領次席補佐官(政策、国土安全保障担当)が保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の殺害に関与したとされる「大規模な国内テロ運動」を解体すると表明したのを受け、アンティファを主要なテロ組織に指定する可能性を示唆していた。
トランプ氏は最初の大統領就任以来、警察に対する暴力から2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃に至るまで、自身が嫌悪するさまざまな行為をアンティファのせいにしてきた。
連邦法執行機関の管轄には国内テロ対策も含まれるが、米国に「国内テロ組織」の指定リストはない。(c)AFP