リッキー・ハットン氏が死去 ボクシング元世界王者
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【9月15日 AFP】ボクシングの元世界王者リッキー・ハットン氏(英国、46)が亡くなったと、英通信社プレス・アソシエーション(PA)が14日、報じた。
ハットン氏は、イングランド北西部ハイドの自宅で死亡しているのが発見された。グレーター・マンチェスター警察は事件性はないとしている。
当局は、14日午前6時45分(日本時間同日午後2時45分)に一般市民からの通報を受けて警官が出動し、「46歳の男性の遺体を発見した」とし、「現時点では不審な状況はない」と発表した。
ハットン氏はウエルター級とスーパーライト級で世界王座を獲得し、その攻撃的なスタイルで同世代の英国ボクシング選手の中でも人気を集めた。
対戦した相手にはコンスタンチン・チュー(オーストラリア)やフロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)、マニー・パッキャオ(フィリピン)がいた。
現役引退後は、精神面の問題に苦しんだことを明かしていたが、今年7月には、12月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでプロのリングに復帰すると発表もしていた。
英国の元世界ヘビー級王者タイソン・フューリーはインスタグラムで「伝説のリッキー・ハットンに安らかに眠ってほしい」「リッキー・ハットンは唯一無二。こんなに若くして亡くなるなんて信じられない」と追悼。また元世界王者のアミール・カーン(英国)も「メンターであり、戦士であり、英国史上最高のボクサーの一人」とたたえた。(c)AFP