【9月14日 AFP】ボクシング、世界スーパーミドル級4団体統一戦は13日、米ネバダ州ラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われ、テレンス・クロフォード(米国)が統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を判定の末3-0(116-112、115-113、115-113)で下した。これでクロフォードは、3階級で4団体統一王座を手にした史上初のボクサーとなった。

37歳のクロフォードは、これまでにスーパーライト級とウエルター級で統一王座を獲得していたが、今回は2階級を上げて試合に臨んだ。

7万人を超える観客が詰めかけ、アルバレスへの熱狂的な声援が飛ぶ雰囲気の中でも、クロフォードはそのスピードと機動力で相手を手玉に取った。僅差の展開の中、ジャブとコンビネーションで優位に立つと、アルバレスを消耗させて終盤には猛攻を仕掛けた。

戦績を42戦無敗(31KO)に伸ばしたクロフォードは、「カネロは偉大なチャンピオン。彼には敬意しかない。彼はきょう、チャンピオンらしく戦った」と述べた。

敗れたアルバレスは戦績を63勝3敗2分けに落とした。(c)AFP