【5月29日 AFP】台湾で開催されている「ワールドマスターズゲームズ2025」で、タイ代表のサワン・ジャンプラムさんは異彩を放っている。現在、105歳。「100歳以上」の部門に出場している唯一の選手だ。

そのため、男子100歳以上の円盤投げ、やり投げ、砲丸投げ、100メートル走での金メダル獲得は、ほぼ確実視されていた。目標はただ一つ、「試合を棄権しない」こと。

元学校長のサワンさんは、一人きりのレースで、100メートルを38秒55で走り切った。

ワールドマスターズゲームズは、生涯スポーツの国際総合競技大会で、原則30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる。

2週間にわたって行われている今大会には、107か国から2万5950人のアスリートが参加している。その規模は2024年のパリ五輪の参加者数の2倍以上だ。