フォレストオーナー、監督との口論は医療スタッフのミスが原因と明かす
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【5月12日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、ノッティンガム・フォレストのオーナーが、11日に行われた第35節のレスター・シティ戦終了後にヌーノ・エスピリト・サント監督に詰め寄る一幕があった。
フォレストのギリシャ人オーナーであるエバンゲロス・マリナキス氏は、レスターとのホームゲームで2-2の引き分けに終わった後、ピッチに飛び出してヌーノ監督と激しく議論したが、これはタイウォ・アウォニイのけがに対する「医療スタッフの判断ミス」に不満があったためだと明かした。
フォレストは試合終盤、すでに降格の決まっているレスターに同点ゴールを許し、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場を自力で決めるのは不可能になった。その一方で7位以内は確定し、2度の欧州王者に輝いたクラブが、約30年ぶりに欧州カップ戦に復帰することが決まった。
マリナキス氏は「きょうは祝うべき日だ。30年ぶりにノッティンガム・フォレストが再び欧州の舞台で戦うことが確定したのだ。これは昇格の際にサポーターに約束したことだ」と述べた。
その一方でアウォニイは、終盤に負傷しながら交代は送られず、チームが残っていた最後の交代枠を別の選手に使ったため、残りの時間は足を引きずりながら過ごした。
これについて、オーナーは「コーチングスタッフ、選手、サポーター、そして私自身も、タイウォの負傷とプレー続行可能と判断した医療スタッフのミスに不満を感じていた」と続けつつ、「自然なことで、私たちがクラブに抱いている情熱の表れだ。みんなで感謝の気持ちを持ち、熱く夢を見続けよう!」と呼びかけた。
監督も、アウォニイをめぐる「混乱」にオーナーが怒っていたと述べ、「別の選手が倒れて、タイウォはプレーを続けられるという情報を得ていたから、交代を行ったが、実は続行できなかった。そのことには全員がフラストレーションを感じている」と明かした。(c)AFP