ジョコ、ツアー通算100勝王手 シナーとの上海マスターズ決勝へ
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【10月13日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2024 Shanghai Rolex Masters)は12日、シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、7-6(8-6)で第7シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を下し、決勝へ駒を進めた。
ジョコビッチはツアー通算100勝目が懸かる決勝で、第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と激突する。シナーは第30シードのトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)を退けて決勝進出を果たし、シーズンを世界1位で終えることも確定した。
上海マスターズで4度の優勝を誇るジョコビッチは「過去に素晴らしい成功を収め、たくさんのサポートをもらってきたこの場所で100個目のタイトルを懸けて戦うのは運命な気がする」と話した。
男子テニスでツアー通算100勝以上を挙げたのは、これまでに109勝のジミー・コナーズ(Jimmy Connors、米国)と103勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の2人しかいない。
シナーとの対戦に向けては「本命は自分ではないだろうが、長丁場になる可能性もあるので、身体的にフレッシュな状態で彼に挑戦できるようにしたい」と意気込み、「今大会でおそらく最もタフな試合になるだろうし、しっかりと準備を整えなくてはならない」と話した。
この日は第1セットを38分で先取した後、第2セットはその倍の長さを要する接戦となり、「第2セットは簡単に取られていてもおかしくなかったし、タイブレークはどちらに転んでもおかしくなかった」と振り返ったが、ストレート勝ちでフリッツ戦は10戦全勝とした。
最近は右膝にサポーターをつけている37歳のジョコビッチは、反対の左脚にも問題を抱え、この日も第2セット終盤にメディカルタイムアウトを取る場面があったが、試合後には深刻なものではないと明かし、「この年齢になると、毎試合、体に異変が起こることを想定していないといけない」と話した。(c)AFP/Rebecca BAILEY