【11月19日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の保健当局は18日、北部ジャバリヤ(Jabalia)の難民キャンプが2回にわたって空爆を受け、80人以上が死亡したと明らかにした。国連(UN)が避難民のためのシェルターとして運営していた学校などが被害を受けたとしている。

 保健当局の職員はAFPに対し、難民キャンプ内にある学校が未明に攻撃され、「少なくとも50人」が死亡したと語った。

 ジャバリヤはガザ最大の難民キャンプ。SNSに投稿された動画には、校舎内で血とほこりにまみれた複数の遺体が捉えられている。AFPはこの動画が実際に撮影されたものであることを確認した。

 攻撃を受けたキャンプ内の別の建物では、32人が死亡した。うち19人は子どもだったという。

 イスラエル軍は、「ジャバリヤ地区の事案」について調査中とのみコメントした。(c)AFP/Mai Yaghi