イスラエル軍、シファ病院に「1時間以内」の退避勧告
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【11月18日 AFP】イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最大のシファ(Al-Shifa)病院に残る人々に向けて「1時間以内」に退避するよう拡声器で呼び掛けた。現場にいたAFP記者が伝えた。
イスラエルは、シファ病院の地下にイスラム組織ハマス(Hamas)の司令部があるとして院内の捜索を続けているが、ハマスはイスラエル側の主張を否定している。
イスラエル軍は15日にシファ病院に突入。国連(UN)によれば、それまでに同病院にいた患者、職員、避難民は約2300人に上る。
ハマスが運営するガザ保健当局は、激しい戦闘が続く中、同病院では燃料不足による停電で数十人が死亡したと発表した。
イスラエルは南部への退避を繰り返し要請しているが、医療関係者は、患者は移動させられないと主張している。
ムハンマド・アブサルミヤ(Mohammad Abu Salmiya)院長はAFPに対し、イスラエル軍からは「患者、負傷者、避難民、医療スタッフ」を確実に退避させ、「臨海地域に向かって徒歩で移動するよう」指示されたと明らかにした。(c)AFP