【11月18日 AFP】中東エルサレム(Jerusalem)近郊で16日、検問所が襲撃を受け、イスラエル兵1人が死亡した。イスラエル軍が発表した。イスラム組織ハマス(Hamas)の軍事部門イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)が犯行声明を出している。

 軍によれば、同軍の占領下にあるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)とエルサレムを結ぶトンネルの出入り口にある検問所が3人の武装集団に攻撃され、20歳の兵士が死亡、治安要員5人が負傷した。イスラエル警察が3人全員を射殺した。

 イスラエル警察トップのコビ・シャブタイ(Kobi Shabtai)氏は会見で、3人は拳銃、おの、弾薬を所持しており、イスラエル国内で「大規模な攻撃もしくは大虐殺」が起きた恐れがあると説明した。

 カッサム旅団がテレグラムで犯行声明を出し、「ガザの殉教者の血に対する復讐(ふくしゅう)」だと主張している。(c)AFP