【10月20日 AFP】フランスの捜査当局が、2024年パリ五輪・パラリンピックの大会組織委員会本部や五輪の開会式に関与しているイベント企業の事務所などを家宅捜索したと、捜査に近い筋が19日、AFPの取材で明かした。

【写真】開幕まであと約1年、セーヌ川でパリ五輪開会式テスト

 情報筋によれば、家宅捜索はパリ五輪の契約をめぐり不正な便宜供与があったとして仏金融検察局(PNF)が主導している捜査の一環で、18日に行われた。

 組織委も本部がPNFの家宅捜索を受けたことを認め、捜査に全面協力しているとコメントした。

 パリ五輪関連の不正疑惑をめぐっては、最初に6月に組織委の本部と大会施設の建設を担当する公社「SOLIDEO」が家宅捜索を受けている。その後も、組織委のエティエネ・トボワ(Etienne Thobois)最高経営責任者(CEO)ら幹部の自宅などで家宅捜索が行われた。(c)AFP