【6月24日 AFP】2024年パリ五輪・パラリンピックをめぐる不正疑惑に関連し、フランスの捜査当局が大会組織委の幹部2人の自宅を家宅捜索した。情報筋が23日、AFPの取材で語った。

 今週捜索を受けたのは、組織委のエティエネ・トボワ(Etienne Thobois)最高経営責任者(CEO)とエドアルド・ドネリー(Edouard Donnelly)事業本部長の自宅。21日には、両者が創設した仏パリを拠点とするコンサルティング会社ケネオ(Keneo)にも捜索が入ったという。

 これに先立ち、20日には組織委本部と、大会施設の建設を担当する公社「SOLIDEO」も捜索を受けていた。

 これらは2017年に仏金融検察局(PNF)が開始したパリ五輪の事業契約をめぐる2件の捜査の一環で、汚職や金融犯罪を扱う当局に委託されていた。

 捜査当局の広報担当者によると、捜索は「違法な利益相反や公金横領、便宜供与」などの疑いに関連したものだという。(c)AFP