アイスランドでまた噴火、昨年末以来5度目
このニュースをシェア
【5月30日 AFP】アイスランド南西部レイキャネス半島(Reykjanes Peninsula)の沿岸の町グリンダビク(Grindavik)の北郊で29日、新たな火山が噴火した。同半島での噴火は昨年12月以降、5度目。
噴火は午後0時46分に始まり、アイスランド気象庁(IMO)によると、一時噴煙が上空3500メートルの高さまで上がった。グリンダビク北郊では長さ推定1キロ超の地表の割れ目からオレンジ色の溶岩が噴き出した。
国民保護・危機管理局(Department of Civil Protection and Emergency Management)は、約1時間半後には割れ目は3.4キロに伸びたとしている。
グリンダビクの住民約4000人の大半は昨年12月の噴火に先立ち避難しているが、同局によると、残っている人や訪問者も新たな噴火を受けほぼ退避。温泉で有名な近郊のブルーラグーン(Blue Lagoon)への訪問者も避難した。
航空便への影響は予想されておらず、首都レイキャビクのケフラビク国際空港(Keflavik International Airport)は平常通り運営されている。(c)AFP/Ael KERMAREC and Jeremie RICHARD