【10月12日 AFP】男子テニスで四大大会(グランドスラム)通算22勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、来年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)に出場する見通しだと、大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏が11日に明かした。

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 37歳のナダルは、股関節のけがのため、マッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に敗れた今年1月の全豪オープン2回戦を最後に実戦から遠ざかっている。

 その後は2度の手術を受けるなどリハビリが続く中で、先月には2024年に現役から退く意向を改めて表明しており、次回大会が最後の全豪オープンになることが確実視されている。

 タイリー氏の発言にはナダル本人もX(旧Twitter)で反応し、大会側の「信頼」に感謝しているとコメント。「毎日練習し、できるだけ早く復帰できるように努力している」としたが、出場は明言しなかった。ナダルは以前から復帰の時期は定めないとしている。

 タイリー氏はまた、膝のけがで今年の大会を欠場した男子のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)も次回大会で戻ってくる見通しだと明かした。(c)AFP