【9月14日 AFP】ミャンマーの国民民主連盟(NLD)は14日、収監中の民主化運動指導者アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏(78)について、医療や食事を適切に与えておらず、命が危険にさらされているとして国軍を批判した。

 国軍は2021年2月、クーデターで政権を掌握。10年にわたる民主化へのプロセスに終止符が打たれ、同国は混乱に陥った。それ以来、スーチー氏は拘束されている。

 地元メディアはここ数日、スーチー氏がめまいと嘔吐(おうと)、さらは歯の感染症のために食事がとれない状態にあると報じている。

 スーチー氏が率いるNLDは、「適切な治療を受けられず、健康的な食事や十分な就寝環境が与えられていないことを懸念している。意図的に命を危険にさらしている」と訴えた。

「スーチー氏の健康のみならず、命が危険にさらされているのであれば、その全責任は軍政にある」とも強調した。(c)AFP